化学繊維と肌荒れ

数年前迄は、現在の相場価格よりかなり絹糸の相場価格が安く多くの機屋さんが、絹織物を織っていました。

弊社もそれに伴い絹糸の染色がメインで仕事を請け負わせていただきました。染め屋の仕事は繊細な細い糸を扱うので手袋をはめず素手で作業を行う事が多いです。

その頃の私の手は肌荒れせずに、ツルツルの肌でした。絹糸に含まれるアミノ酸のたんぱく質が肌に良い作用を与えていたと思われます。

しかし、近年絹糸の相場価格が上昇し機屋さんの絹織物が減って、化学繊維を扱う量が増えてきて、私の手は肌荒れを起こすようになりました。

最近、幸いに絹製品が再び見直され、絹糸の染色依頼が増えて私の手荒れも少し良くなってきました。絹ってやっぱり凄いなぁと感じております。

皆さんも絹製品に触れて感じてみて下さい。絹の持つパワーで皆さん元気になりましょう。

コメント