【共同研究事例】伝統の桐生織に「汚れにくさ」をプラス!小池染色有限会社と群馬県立産業技術センターの挑戦

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tsulunos _群馬県公式YOUTUBEチャンネルに小池染色有限会社が取り上げられました。

タイトルは、【色彩を活かしたイージーケアシルク製品の開発|繊維工業試験場|群馬県】

群馬県桐生市で長年にわたり生糸(きいと)を中心とした染色加工を手がける小池染色有限会社

伝統工芸として地域産業を支えてきた同社が、今回群馬県立産業技術センター 繊維工業試験場との共同研究により、伝統技術に「機能性」を融合させた新しいシルク製品の開発に成功しました。

本記事では、共同研究の取り組み内容や開発された新技術、そして得られた成果について詳しくご紹介します。

1. 共同研究のきっかけ:自社ならではの「防汚シルク製品」を作りたい

小池染色有限会社は、桐生市で長年培ってきた高い技術で生糸の染色加工を行っています。近年では、自社でのシルク製品の製造・販売にも積極的に取り組んでいました。

その中で誕生したのが、「汚れの付着を防ぐ『防汚機能』を持った、自社ならではの商品を作りたい」という想いです。

デリケートで扱いが難しいとされるシルク製品に防汚機能を加えるため、群馬県立産業技術センター 繊維工業試験場に相談したことが、今回の共同研究のスタートとなりました。

2. 取り組み内容:シルクの「風合い」と「防汚機能」の両立

研究開発の主な目標は、シルク本来の美しい風合いを保ちつつ、汚れを防ぐ効果を持たせることでした。

繊維工業試験場との連携により、以下のプロセスで技術開発が進められました。

  • 加工剤や加工条件の検討・選定
  • 技術開発と性能評価試験
  • 試作品(イージーケアなシルク小物製品)の製作

特に、生の状態で染色する「かせ染め」をはじめとする職人技と、最新の機能性加工技術を組み合わせることで、鮮やかな色彩と優れた防汚性を兼ね備えた「扱いやすい(イージーケア)シルク小物」が実現しました。

3. 実証実験:圧倒的な「汚れにくさ」を検証

繊維工業試験場では、防汚性能を評価するため「汚れにくさ試験」を実施しました。

【試験の手順】

  1. 評価対象となる生糸で編み物生地を作成
  2. 適当な大きさにカットし、評価器具にセット
  3. 汚れ液をシャワー状に照射して付着具合を確認

【試験結果】

未加工の生地に比べ、防汚加工を施した生地では汚れがほとんど付着しないという明確な効果が確認されました。

4. 共同研究で得られた成果と社内の変化

今回の取り組みは、製品開発の成功だけでなく、社内にも大きなプラスの変化をもたらしました。

  • 技術・ノウハウの蓄積:防汚機能に関する知識やノウハウを自社内に取り込むことができた。
  • 意識の向上:「新しい製品開発に挑戦しよう」という前向きな意識が社内で高まった。
  • 手厚いサポート体制:加工剤の提案から性能評価まで、専門的かつスピーディーな技術支援により、安心して研究を進められた。

5. 今後の展望

経済産業大臣表彰を受章するなど、桐生織の伝統工芸の発展に大きく貢献してきた小池染色有限会社。

今回の共同研究で得た成果と知見を生かし、今後もさらに魅力的なシルク製品づくりに取り組み、「新しい価値を持った製品開発」へ挑戦し続けていきます。

まとめ

伝統的な職人技に最新の機能性を掛け合わせることで、シルクの新しい可能性が拓かれました。私たち地域事業者の挑戦と行政機関(試験場)のサポートが実を結んだ素晴らしい事例です。

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